[PR]

 新国立競技場の整備を担う日本スポーツ振興センター(JSC)の新理事長に、サッカーJリーグ前チェアマンの大東和美(おおひがしかずみ)氏(66)が1日付で就任した。就任会見で、競技場の旧整備計画が白紙撤回になったことについて「残念だ」と述べ、組織整備や広報体制を強化する方針を示した。

 旧計画が白紙に至った経緯を検証した文部科学省の第三者委員会は9月末、JSCの組織体制の弱さを指摘した。これを受け、内閣官房参事官だった池田貴城(たかくに)氏が、1日付で新理事に就任。新競技場の設置本部長を兼任し、競技場整備の現場責任者となる。大東氏は「池田理事がすべての権限を持ち、全体を把握する」と説明した。

 新競技場の整備費には、JSCが運営・販売するスポーツ振興くじ(toto)の売り上げの5%を充てる計画だったが、超党派のスポーツ議員連盟は10%に引き上げる方針を固めている。大東氏は「我々が決めることではなく、状況を見守っていきたい」と述べるにとどめた。