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 オバマ大統領は1日、オレゴン州での銃撃事件を受け、ホワイトハウスで記者会見し、「米国は先進国で数カ月おきに、こうした銃乱射事件が起きる世界で唯一の国だ。我々は銃乱射事件にマヒしている」と述べ、銃規制の強化を改めて訴えた。静かな町をおそった銃撃事件に、地元住民は衝撃を受けている。

 オバマ氏は時折語気を強めながら、米国で銃乱射事件が後を絶たない現状について「(事件について)考えたり、祈ったりするだけでは不十分だ。多くの犠牲を繰り返しているにもかかわらず、米国には十分な銃規制の法律すらない」と強調した。銃購入の際の犯歴照会を強化する銃規制法案が、米議会で多数を握る野党共和党の反対で棚上げされていることへの憤りをあらわにした。

 米国民にも「これは政治の選択の問題だ」と行動を促し、「私の在任中に再び犠牲になった家族に哀悼の言葉を捧げなくて済むよう祈っているが、その保証はない。だが、それを変えることはできる」と訴えた。

 事件があった大学は、年齢などに関係なく市民が広く受講できる。近くのレストランで働いており、4年前まで同大に通っていたアシュレイ・ジョンソンさん(40)は電話取材に対し、開店前に同僚と外でコーヒーを飲んでいる時にサイレンの音で事件を知った、と語った。大学は「こぢんまりとした、とても美しいキャンパス」と話す。「この地域は人のつながりも深い。私自身うちひしがれていて、まだ頭の中がまとまらない」とショックを隠せない様子だった。(ワシントン=佐藤武嗣、サンフランシスコ=宮地ゆう)

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