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 銀行から現金を詐取しようとしたとして福岡県警の警視が詐欺未遂容疑で逮捕された事件で、警視がスマートフォンの出会い系サイトを頻繁に利用した形跡があることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、警視がサイトを通じて金銭トラブルを抱えた可能性があるとみて調べる。

 捜査関係者によると、留置管理課管理官の要(かなめ)幸次容疑者(57)=同県中間市=は、キャッシュカードを紛失したと偽り、何者かがこのカードで不正に現金を引き出したとして、銀行から預金などの補塡(ほてん)を受けようとした疑いがある。「銀行に虚偽の説明はしていない」と容疑を否認しているという。

 要容疑者の口座からは6月上~中旬、キャッシュカードやモバイルバンキングで計約220万円が下ろされるなどしていたが、ATMの防犯カメラには要容疑者本人が現金を下ろす姿が映っていた。カードは同月中に落とし物として警察に届けられ、要容疑者は返却を受ける際に「5月ごろになくした」と説明した。不審に思った銀行から相談を受けて県警が捜査に着手。要容疑者が出会い系サイトにアクセスしていたことが分かったという。

 要容疑者は2013年に同課管理官に就任。勤務中に私有スマホを触ることが多いとして、上司に注意を受けていた。県警に私有携帯電話の使用に関する明確な規定はないが、頻度は「目に余るレベル」(捜査関係者)だったという。