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 福島県白河市のJR東北線白河―久田野駅間で6月、上下線の線路の間に設置された安全柵の鉄の棒約100本が抜かれロープが切られていた事件で、白河署は1日、京都市の男子大学生(18)を器物損壊容疑で逮捕し2日に発表した。大学生は当時、列車の撮影目的で現場を訪れており、「列車をきれいに撮るのに(棒とロープが)邪魔だった」と容疑を認めているという。

 同署によると大学生は6月4日夕方から8日午前の間、両駅間の約800メートルの区間に打ち込まれた鉄棒約100本を抜き取り、棒をつなぐロープを切断した疑いがある。

 6月6日には、昭和初期に製造された「ELレトロ栃木・福島号」など珍しい列車が両駅間を通過し、周辺には多くの鉄道愛好家が集まっていた。大学生が所持する写真の中には、犯行現場付近で同列車を撮影したもののほか、暗闇の中で自らロープを切断する様子を撮影したものもあった。大学生は、自分1人でやったと話しているという。

 東北線では、泉崎―矢吹駅間でも6月に鉄棒17本が抜かれロープが切られる被害があり、同署が関連を調べている。