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【2013年9月27日夕刊2面】

 次代の物理の主役は「重さ」かもしれない。身近なのにナゾが多い重力の正体に迫る試みが地底で進む。

 乗鞍岳から40キロ離れた岐阜県の神岡鉱山跡で、発破を使ったトンネル工事が続く。火薬の刺激臭が鼻につく。東京大宇宙線研究所はここに、宇宙から伝わる重力波をとらえる望遠鏡「KAGRA」(かぐら)を造る。

 2018年の定常観測開始を目指し、3キロのトンネル2本を来春までに掘る。湧き水などで難航したが、9月は1カ月で600メートル掘削という発破工法の世界記録に近いペースで追い込む。現場を仕切る鹿島の花田則昭さん(63)は「経験がない難工事。持てる技術を総動員している」。

 米国と欧州でも同様の実験が進む。内山隆・東京大助教(43)は「みんな一番乗りをしたい。現場には苦労をかけますが、競争は建設段階から始まっている」と話す。

 重力波とは、重力による時空のゆがみが光速で伝わる現象。アインシュタインが100年前に予想したが、微細すぎて観測できていない。責任者の梶田隆章所長(54)は「地球から太陽までの距離の空間が、水素原子一つ分だけ変化するのを測らねばならない」と説明する。

 KAGRAでは、2本のトンネ…

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