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 「鳥になったみたい」――難病の筋ジストロフィーを発病し車いす生活を送っている南陽市椚塚の加藤健一さん(34)が5日、南陽市の十分一山にある南陽スカイパークで車いすパラグライダーに挑戦した。

 加藤さんが乗ったのはフィンランド製の車いす用。南陽市でパラグライダースクールを開いている金井誠さん(52)の紹介で、静岡県でスクールを開く目黒敏さん(50)が持ってきた。

 5日午前10時15分、風速約2メートル。加藤さんを乗せ、金井さんが後ろに立つと、翼が風を受けて膨らみ、空に上がった。5分ほどの飛行だったが、大空の自由を楽しんだ。

 加藤さんは21歳で全身の筋肉が衰えていく筋ジストロフィーを発病。仲間たちと健常者と障害者がコミュニケーションを取り合う「心のバリアフリー」を提唱している。加藤さんは「白竜湖が眼下に広がりきれいだった。風を感じて最高の気分。ほかの障害者も体験してほしい」と話していた。(内藤文晴)