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 災害時にスマートフォンを見ると逃げる方向が分かる――。こんなアプリを、画像処理などを手がけるSCREEN(スクリーン)ホールディングス(京都市)が開発した。5日に京都市であった避難訓練で、試しに使われた。来年度の実用化をめざす。

 現実の映像に架空の表示を重ねる「拡張現実」の技術を活用している。スマホのカメラで捉えている動画に、最寄りの避難所に向かう矢印を示す。

 案内された道が火災や崩落で通れないときに「不通」のボタンを押すと、その場の写真を撮ったうえで別のルートを示す。不通の情報は、ネットを通じて他のユーザーと共有される。

 さらに富士通の観光案内アプリと連携することで、通常は観光用に、いざというときは避難に使えることをめざす。SCREENの中村憲彦ソフト開発室長は「外国人観光客ら日本語が苦手な人でも、直感的に避難ルートを確認できる」という。(西村宏治