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 JR東日本敷地内の連続不審火で、警視庁は6日、東京都渋谷区内の山手線の線路脇でケーブルカバーなどを燃やしたとして、無職の野田伊佐也(いざや)容疑者(42)を威力業務妨害と器物損壊の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認め、「4月ごろから(未遂も含め)都内で10件以上やった。過密ダイヤで電力を使う山手線を廃線にするためにやった」と話しているという。

 捜査1課によると、野田容疑者は8月27日午後1時ごろ、線路脇のケーブル2カ所に火をつけてカバーなどを燃やし、JR東日本の業務を妨害した疑いがある。この火事で、一部列車が1時間15分ほど運転を見合わせ、約5万1千人に影響した。調べに「カバーに穴を開け、燃料を流し込んで火をつけた」と話しているという。

 この不審火の発生前後、近くの防犯カメラに野田容疑者に似た人物が自転車に乗っている姿が映っていた。また、押収したスマートフォンを解析したところ、不審火が確認された現場とみられる写真が大量に保存されていたことも分かった。

 警視庁は、一連の不審火は火災の規模が小さく、住居などの建造物以外への放火罪を問う要件となる「公共の危険」を生じさせたとはいえないと判断している。