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 プロ野球巨人の福田聡志投手(32)が野球賭博行為に関わっていた問題で、巨人は7日、野球協約に基づき、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーに同投手を告発した。熊崎コミッショナーはすでにNPBの調査委員会に委嘱しており、今後は調査委が本格的に関係者らの聞き取り調査を行う。

 この日夕方、巨人の山岸均取締役連盟担当と森田清司法務部長がNPBを訪れ、熊崎コミッショナーに告発書を提出した。森田法務部長は「福田投手は野球協約180条違反に該当する疑いが強いと告発しました。事実関係は5日の記者会見と同じ」と語った。野球協約の180条は賭博行為や暴力団員らとの交際を禁止する条文で、違反すれば1年間または無期の失格処分となる。

 巨人の調査では、福田投手は今年8月から9月上旬にかけて、高校野球や大リーグ、巨人戦を含むプロ野球で賭けを行った。現段階では勝敗にかかわる「八百長」が行われた形跡は認められていないという。また、野球賭博を持ちかけた知人男性を福田投手に紹介した同僚の笠原将生(しょうき)投手(24)については、告発事案に該当するかコミッショナーに判断を仰ぐという。

 熊崎コミッショナーは「福田投手は試合に出場していないが、共謀などで実質的に勝敗に関与した状況の有無なども含め、しっかり調査する。要因や背景、賭博行為を持ちかけた知人男性が野球賭博常習者なのかどうかも含め調査を尽くしたい。それらは調査委に依頼している」と語った。