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 米航空宇宙局(NASA)は8日、今年7月に冥王星に最接近した無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した、冥王星の表面を覆う「もや」が青色に輝く画像を公表した。成分の微粒子が、太陽光に含まれる青色の光を散乱させて起きる。冥王星の大気は非常に薄く、通常は黒い空が広がっているが、地球での朝焼けや夕焼けにあたる時に「青空」が見えるという。

 NASAは今年7月、探査機による観測から、冥王星が厚さ約130キロの「もや」で覆われていることを発見。太陽を背に輪郭がぼやけて見える白黒画像を公表した。今回は、追加の観測データをもとに肉眼で見たときのカラー画像を再現し、青空を確認した。

 NASAによると、冥王星の上空では、大気の主成分の窒素とメタンが紫外線で分解され、複雑な化学変化を経てすすのような微粒子ができているとみられる。この微粒子が地球の大気中の成分と同じように働き、青色の光を散乱させているという。

 ニューホライズンズは現在、冥王星から約1億キロ、地球から約50億キロ離れた空間を移動中。2019年1月にも、さらに遠くにあるカイパーベルト天体の一つに接近し、観測する予定。(ワシントン=小林哲

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