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 原子力規制委員会が2012年9月の発足から3年間、情報公開請求をしやすくするために公文書管理法で作成が義務づけられている文書リストを作っていなかったことが9日分かった。どんな文書があるか政府のサイトで検索できず、窓口でも閲覧できない状態が続いていた。規制委は「極めて不適切な状況。作成を急ぐ」としている。

 問題のリストは、保存期間が1年以上の公文書について、分類や名称、保存期限などを整理した「行政文書ファイル管理簿」。情報公開請求をする人が検索しやすいよう、行政機関は政府の検索サイトを所管する総務省にデータを提出し、窓口で閲覧できるようにする必要がある。

 規制委によると、外部から「検索できない」などと指摘を受け、9日、昨年度分のデータを総務省に提出、窓口にも管理簿を置いた。12、13年度分はまだ時間がかかるという。担当者は「忘れていたわけではないが、いろんな組織が統合して発足したため、項目のずれなどを修正するのに時間がかかった」と説明した。規制委内のシステムではリスト化されており、情報公開請求の問い合わせがあった場合は、個別に調べて対応していたという。(東山正宜