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 航空機の乗客の衣服を透視して不審物をチェックする「ボディースキャナー」の試験運用が27日に成田空港で始まり、来月に羽田空港でも実施される。来年度以降、全国の主要空港の国際線で導入される見通しだ。2020年東京五輪に向けたテロ対策の一つで、国は保安検査の見直しを進めている。

テロ対策 欧米が導入

 ボディースキャナーは、搭乗者が箱形の機器に入り、全身に弱い電波を数秒あてて服の内側の不審物を調べる。爆発物や拳銃など不審物を確認すると、モニターに、体の形のイラストと不審物がある箇所が示される。電波はミリ波と呼ばれ、携帯電話よりはるかに弱く、健康への影響はない。

 ボディースキャナーは2009年、アムステルダム発デトロイト行きの米航空機内に男が下着に縫い付けた爆弾を持ち込んだ爆破テロ未遂事件があり、欧米で導入が始まった。爆弾は金属探知機で検知できない火薬が使われていた。

 日本でも10年、導入に向けて国土交通省が成田空港で試験をした。だが、使われた機器に、体の線がくっきりと映し出されるものがあった。参加した乗客3088人でアンケートに応じた9割がプライバシーに「問題ない」と答えたが、日本航空などには「ボディーラインがさらされるのが嫌」との声が寄せられた。1台数千万円前後の導入費もネックとなり、導入が進まなかった。

 国が再度、導入を目指すきっかけは、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)による邦人殺害事件と、20年東京五輪。同省は「国際テロの脅威も高まり、五輪に向けて空港保安対策を強化する必要がある」と主張する。機器も改良が進み、体のラインが出ないものになったという。

 試験運用では、混雑時にかかる…

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