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 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が13日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古の埋め立て承認を取り消した。辺野古にある米軍キャンプ・シュワブのゲート前では同日午前、移設計画に反対する人々から拍手がわきおこり、「よし」「翁長よくやった」と声が上がった。

 反対派は午前6時ごろから、この日の座り込みを開始。午前10時に沖縄県庁で翁長知事の記者会見が始まると、スピーカーから流れる音声に約200人が聴き入った。19年間座り込みを続ける島袋文子さん(86)は「明日から大変だと思うけれど、負けない。私たちは命をかけて座っている」と話した。

 1週間前から抗議行動に参加しているという同県宜野座村の安慶田由美さん(26)は「これから国も対抗してきて、全面対決になると思う」。那覇市で生まれ育ったが、「基地があるのが当たり前で、平和活動に参加したこともなかった」。仕事の関係で上京し、6月から安保法に反対する国会前集会に参加するようになって思いが変わったという。「戦争は昔のことと感じていたけれど、安保法の動きを見ていてひとごとと思えなくなった。民主主義は地元に住む人の意見を尊重するはず。いまの政府のやり方はおかしい」

 同県うるま市から来たという池原盛助さん(76)は「翁長さんはぶれたりしないと信じていた。孫やひ孫に基地のない社会を残すためにも戦い続ける。これからが勝負よ」。同県浦添市のキャンプ・キンザーで40年間働いた。ベトナム戦争の時には、兵士のためのアイスクリームを現地に送ったという。「基地は戦争につながる。造らせないことが必要だ」と話した。(岩波精

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