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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設計画をめぐり、翁長雄志知事が大きなカードを切った。沖縄では、移設反対を訴える人々が歓声を上げる一方、先の見えない国との対立に懸念を示す声もある。「今日からあらためて出発」。翁長氏は会見で決意を口にした。

 「今日からあらためて出発していこうという気持ちです」

 薄い黄色のかりゆしウェアを着て会見場に現れた翁長氏は、国との対立が決定的となる承認取り消しに踏み切った感想を問われ、穏やかな口調で語った。会見での言葉の端々には、これまでの歩みが重なった。

 埋め立て承認の取り消しを期待する声に対し、翁長氏は知事就任前から慎重な姿勢をとり続けてきた。

 昨年11月の知事選では、承認取り消しを公約として明確に掲げる他候補もいる中、「選択肢の一つ」と述べるにとどまった。当選後もあいまいさを残す言い回しを重ね、辺野古移設に反対する人々からは、翁長氏の政治姿勢に対し懐疑的な声も上がった。

 そもそも翁長氏の知事就任前の昨年2月に県議会が設置した調査特別委員会による埋め立て承認の過程の検証で、県の審査に法的な瑕疵(かし)は指摘されなかったこともあり、関係者の間では承認取り消しは難しいとの見方も少なくなかった。県幹部は「根拠があいまいなまま強引に取り消しを行えば、国から損害賠償を請求される心配もあった」。翁長氏は13日の会見で「我々からすると日米両政府は大変大きな権力を持っていますし、大きな権力を相手にしているなあという感じがしています」と述べた。

 知事就任後は、上京しても主要閣僚が面会に応じないという事態が続いた。「他の都道府県が国に物を申したときには対立とか言われないのに沖縄の場合は言われる」

 今年7月に県の第三者委員会が…

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