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 力士の怪力に驚いたり、おちゃめな一面に大笑いしたり――。大相撲秋巡業の松本場所(JA中信地区協議会主催)が14日、松本市総合体育館で開かれ、約5400人の観客が巡業ならではの相撲の楽しさを満喫した。鶴竜、日馬富士の両横綱をはじめ約150人の力士が参加。西十両5枚目で臨んだ先月の秋場所で12勝した上松町出身の御嶽海(22)も出場し、ひときわ大きな声援を受けた。

 迫力満点の取組のほか、髪結いの実演や相撲甚句、初切(しょっきり)など内容は盛りだくさん。小学生が果敢に力士に挑んだ「ちびっこわんぱく相撲」では遠藤や大砂嵐らが子どもを振り回したり、逆に寄り切られたりして客席の笑いを誘った。御嶽海も登場し、大量の塩を浴びせられる一幕も。唯一の女子で土俵に上がった塩尻市の鮎沢柚羽(ゆずは)さん(12)は御嶽海と対戦し、「重くて動かなかった」と強さを実感。「横綱になってほしい」と笑顔で語った。

 人気力士らは通路でもファンに囲まれ、サインや握手の求めに応じた。御嶽海に次男の絆理(ばんり)君(3カ月)を抱っこしてもらった安曇野市の倉田佳代子さん(35)は「健康に育ってほしいのでお願いしました。体が大きくて驚いたけれど、とても優しかった」と感激した様子だった。

 「元気な相撲をファンに見せたい」と話していた御嶽海は十両の取組で2番取り、寄り切りと押し出しで連勝。大声援に見事にこたえた。