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 日本年金機構が約400人分の年金額を誤って支給した。年金情報流出問題を受けて実施した基礎年金番号の変更に伴う事務処理のミスが原因。15日の支給分が多くなったり少なくなったりした。情報流出問題に関わる支給ミスは初めて。

 基礎年金番号を変更したのは約96万人。機構によると、働きながら年金を受け取る「在職老齢年金」の支給額に計算ミスがあった。在職老齢年金は賃金に応じて年金額が変わるが、仕事を辞めたり始めたりして賃金が変わった分を反映しないまま支給したという。

 過払いだったのは約200人で、次回12月の支給日に過払い分を差し引く。一方、少なかった約200人には11月に追加支給する方針。支給ミスの総額は精査中という。ミスは受給者からの指摘で発覚したが、機構は公表しなかった。対象者には戸別訪問して謝罪を始めているという。(久永隆一)