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 将棋の棋士の養成機関「奨励会」に所属する藤井聡太さん(13)が18日、関西将棋会館(大阪市福島区)であった対局に勝ち、二段から三段に昇段した。13歳2カ月で三段になるのは史上最年少。プロ入り(四段昇段)にあと一歩と迫り、中学生棋士の誕生が期待される。

 藤井さんは2012年に奨励会に入り、6級から順調に昇級、昇段を重ねた。18日の例会の1局目に勝って、三段に昇格する条件のひとつ「直近の成績が14勝5敗」を達成した。これまでの三段昇段の最年少記録は佐々木勇気五段(21)の13歳8カ月だった。

 来年4~9月に戦われる三段リーグで1位か2位になれば、四段に昇段できる。藤井さんは「ホッとしている。実力的に厳しいかもしれないが、早く四段になりたい」と話した。

 藤井さんは杉本昌隆七段門下で愛知県瀬戸市に住む。5歳の時に祖母から将棋を教わり、のめり込んだ。今年3月には、詰将棋を解く速さと正確さを競う「詰将棋解答選手権」で並み居るプロを押しのけて優勝した。春から名古屋大学教育学部付属中学校に通うが、クラブ活動はせず、インターネット将棋や棋譜並べに励む。

 中学生時代に棋士になったのは加藤一二三・九段(75)、谷川浩司九段(53)、羽生善治名人(45)、渡辺明棋王(31)の4人。藤井さんは最速14歳2カ月で四段になるチャンスがあり、加藤九段の14歳7カ月という最年少記録を塗り替える可能性がある。(村瀬信也