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 地道な下積み修業を経て花咲くのが定番だった演歌歌手の世界に変化が起きている。ビジュアル重視やロックバンドとの兼業といった話題性豊かな若手男性歌手のデビューが相次ぎ、幅広い世代の女性ファンを集めているのだ。いま、「演歌男子」が熱い。

まるでアイドル

 約2千席がほぼ女性で満員になった東京・渋谷公会堂(10月4日閉館)。写真入りのうちわを手にしたファンが歌手の名を叫ぶ。アイドルのコンサートではなく、この夏開かれた「演歌男子。フェスティバル2015」での光景だ。

 「演歌界の貴公子」として人気上昇中の山内惠介さん(32)、女性のような高音で歌う川上大輔さん(30)、日本舞踊家としても活動する花園直道さん(27)ら、若手男性歌手7組が歌声を披露した。

 公演後の握手会にも長蛇の列ができた。千葉県市原市の福本和子さん(58)は山内さんのファン。「カッコ良くて歌もうまい。息子のようで応援したくなる」。祖母と訪れた札幌市の佐藤祐実さん(16)は「川上さんを初めて見たとき、キュンとしました」。

「二足のわらじ」派

 かつての演歌歌手は大御所作曲家や先輩歌手のもとで内弟子となるなど厳しい徒弟修業を積み、デビューのチャンスをつかんできた。だが、業界の常識は変わりつつある。

 今年デビューした最上川司さんと花見桜幸樹さんには、一見演歌歌手に見えないイケメンの容姿や今風の衣装以外にも共通点がある。2人ともビジュアル系ロックバンドで活動しつつ、「ソロ活動」では演歌や歌謡曲を歌う「二足のわらじ」派なのだ。

 最上川さんは5人組バンド「THE MICRO HEAD 4N’S」ではドラマーのTSUKASAとして活躍。一方、歌手デビュー曲「まつぽいよ」では故郷・山形への思いを切々と歌い、山形弁で語る。サクランボや芋煮、玉こんにゃくなど郷土の名産が登場するミュージックビデオも話題を呼び、テレビ出演なども増えてきた。ある業界誌の編集者は「最上川さんなどは以前はいなかったタイプ。2、3年前からビジュアル重視の異色歌手が増えている」と話す。

 CS放送「歌謡ポップスチャン…

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