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 政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)による迂回(うかい)寄付事件で、東京地検特捜部は20日、前会長の高木幹正容疑者(70)ら3人を政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載など)の罪で起訴し、発表した。

 ほかに起訴されたのは、前副理事長の村田憙信(よしのぶ、70)と元会長の堤直文(73)の両容疑者。組織としての日歯連についても同法違反の罪で起訴した。関係者によると、3人の元幹部はいずれも起訴内容について否認しているとされる。

 起訴状によると、高木、村田の両容疑者は2013年の参院選前、支援を決めていた石井みどり参院議員(自民)の後援会に、日歯連から同法の上限を上回る計9500万円を寄付。これを隠すため、うち5千万円を西村正美参院議員(民主)の後援会を経由したように見せかけ、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとされる。

 また、堤、村田の両容疑者は西村議員が当選した10年の参院選前、日歯連が西村氏の後援会に5千万円を寄付したのに、西村氏が代表の「民主党参議院比例区第80総支部」を経由したと見せかけ、収支報告書に虚偽の記載をしたとされる。