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 カナダの下院議員(定数338)を選ぶ総選挙が19日、投開票された。CBCテレビは野党・自由党が単独で過半数を獲得する見込みと報じ、ジャスティン・トルドー党首(43)が首相に就任する見通し。2006年から政権を率いてきた保守党のスティーブン・ハーパー首相(56)は4期目を目指したが、敗北宣言した。

 トルドー氏は、1960年代から80年代にかけてカナダ首相を務めた故ピエール・トルドー氏の長男。党首に就任して2年で、前回総選挙で34議席と低迷した自由党を再び第1党に導いた。

 ハーパー政権は、カナダや日本を含む12カ国の政府が大筋合意したばかりの環太平洋経済連携協定(TPP)などを実績として訴えた。野党の新民主党はTPPに反対の立場で、トルドー氏は「自由貿易には賛成だが、合意内容を検討したい」と述べてきた。議会の構成次第では、TPPの承認にも影響が出そうだ。

 CBCテレビによると、自由党はカナダ東部の選挙区を独占する勢いで、大都市のトロントを含むオンタリオ州やモントリオールを含むケベック州でも着実に議席を獲得している。保守党はアルバータ州などで議席を獲得しているが、第2党にとどまる見通しで、新民主党は苦戦が続いているという。(モントリオール=中井大助

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