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 人間の性愛を描いた浮世絵「春画」と女性のヌード写真を近いページに掲載したのは、わいせつ図画頒布罪に当たる可能性があるとして、警視庁が週刊誌4誌に「過激な内容を掲載しないよう配慮を求める」と口頭で指導した。警視庁への取材でわかった。

 保安課によると、4誌は「週刊ポスト」(小学館)、「週刊現代」(講談社)、「週刊大衆」(双葉社)、「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)。東京都文京区の「永青(えいせい)文庫」で開催されている「春画展」の作品紹介などを、ヌード写真と近いページで掲載していた。こうした内容は、春画の芸術性より、わいせつ性を強調したものになる、と警視庁は判断し、8~9月に各誌の担当者を呼んで伝えたという。講談社の広報室は「この件については一切コメントできない」としている。

 他にも春画を扱った雑誌はあるが、捜査幹部は「歴史・文化的な価値が高いとの評価もあるため、春画そのものや芸術として扱っているものを取り締まるつもりはない」としている。