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 人形浄瑠璃文楽の人間国宝、豊竹嶋大夫(とよたけしまたゆう)さん(83)が来年初めに引退することが分かった。来年1月の大阪公演と2月の東京公演が最後の舞台となる見通しだ。嶋大夫さんが引退すると、現役の文楽太夫に人間国宝はいなくなる。21日に会見を開く予定。

 嶋大夫さんは愛媛県出身。1948年に十代豊竹若大夫に入門し、二代呂賀大夫を名乗って初舞台を踏んだ。54年に四代呂大夫を襲名。一時文楽の世界を離れたが、68年に復座し、八代嶋大夫を襲名した。94年に太夫最高位の切場(きりば)語りとなった。時代物に加え、人物の「情」を繊細に表現する世話物でも高い評価を得て、今夏、人間国宝の答申を受けた。

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