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 大阪府の松井一郎知事(51)は28日、首相官邸で菅義偉官房長官と会談した。再選を目指して自身が立候補する11月の府知事選と、大阪市長選のダブル選を控え、政権との“蜜月”関係と、対抗馬を立てる自民党府連と政権の「距離」を強調する狙いのようだ。

 松井氏によると、会談は自ら持ちかけた。橋下徹大阪市長が結成する国政新党について、菅氏が「20人くらい集まるのでは」と触れたのに対し、松井氏は「『偽物』維新の党を清算する」と説明したという。

 橋下、松井両氏が進めた大阪都構想では、菅氏ら官邸側が後押しするような発言を続け、松井氏は自民党府連と政権の「ねじれ」を攻撃。松井氏は記者団に親密な関係を確認できたかと問われ、「いちいち言葉に出して確認する必要はない」と、余裕を見せた。

 一方、自民党府連は、安倍晋三首相から擁立候補が直接、推薦証をもらう場面を設けるなど、「ねじれ」攻撃の封じ込めに躍起だ。知事選に立つ栗原貴子府議(53)もこの日の会見で「国とのパイプ」という言葉を10回も使用。府連幹部は松井氏の会談を「あざとい」と批判した。

 会談後の会見でダブル選への意気込みを聞かれた菅氏は「最終的には大阪の府民、市民が審判を下すことだ」と述べるにとどめた。

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