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 30日から一般公開される東京モーターショーでは、自動車各社が定番のスポーツカーや最先端技術を使った車をそろえた。「車離れ」が叫ばれて久しい若者たちを振り向かせることはできるのか。

 トヨタ自動車は2人乗りのスポーツカー「S―FR」を世界で初めて公開した。1965年発売で、「ヨタハチ」の愛称で親しまれた往年の小型スポーツカーをイメージした。スピードを殺さずにカーブを曲がれるようにするため、後輪駆動を採用した。市販されれば、250万円を下回る最も安いトヨタのスポーツカーになる見通しだ。

 スズキは、軽自動車の「マイティデッキ」を参考出品した。屋根を開閉できるオープンタイプ。80年代の若者にうけた「マイティボーイ」(通称マー坊)に通じる外観で、当時の人気の再現を狙う。

 一方、日産自動車の軽電気自動車(EV)「テアトロ for デイズ」は近未来を印象づける。2020年に免許をとる世代をドライバーに想定し、スッキリとした外観に仕上げた。

 二輪大手のヤマハ発動機は、2人乗りスポーツカー「スポーツライドコンセプト」を試作した。車体の色はシルバーで、鋭い雰囲気。20年代初頭にも市販化したい考えだ。同社は2年前の前回のモーターショーでも街乗り用の小型四輪車を出展し、市販化に向け開発を進めている。車好きをターゲットに、新たにスポーツ車も追加したという。

 トヨタの高級車ブランド「レクサス」は、燃料電池車(FCV)の試作セダン「LF―FC」を世界初公開した。開発担当者は「20年の五輪に何とか間に合わせたい」と話す。(大日向寛文、山本知弘)