[PR]

 バイク歴30年余の記者が、バイク好きの素人目線で東京モーターショーの二輪ブースをのぞいてきた。

 それにしてもモーターショーでの二輪の位置づけは、正直なところ「おまけ」。来年にモーターサイクルショーが控えているとはいえ、国内4メーカーの出展数はほんのわずか。プレスカンファレンスの会場設営があり展示場所が一時的に狭くなっていたこともあったが、二輪ファンにとっては物足りなさが募る。四輪が主戦場のショーだけに致し方ないのだが。そもそも縮小している二輪市場にどれだけ力を入れたらいいのか、メーカーも測りかねているように感じる。

 まずはカワサキ。今回も「ニンジャ」ブランド推し。H2に導入されているスーパーチャージドエンジンは、H2のフォルムと相まって目を引く。カワサキのエンジン開発に対するこだわりを押し出す。ただ、すでに市販されていることもあり、鮮度は若干落ちる。

 展示には、往年の名車「Z1」の姿も。オヤジ層への訴求として、雑誌とコラボしてのノスタルジー路線だ。H2にみられる価格帯(300万円前後)のバイクしかり、若いライダーへの新提案が乏しいのが残念だ。

 ヤマハ発動機も定番「YZF」がメインだ。中でも「R3」は、国内では珍しい320cc。車検不要の250ccクラスではなく、「車検が必要でも70ccの差を魅力と感じてもらえるバイクを」(担当者)といい、値段を抑えて市販した。ビギナー層市場を意識したレーサーレプリカは250クラスが群雄割拠している。その中で「400でも250でもない」魅力をどれだけ浸透させることができるか。

 「MT」シリーズも他社との競合車種。走行安定性などの乗りやすさからリターンライダーファンの市場も狙うが、競合から一歩抜け出す魅力がほしい。

 ヤマハはEVオンロードスポーツなどのコンセプトモデルも積極的に出展。他のメーカーとの違いを鮮明にさせていたという印象だ。

 大型ツアラー「隼(ハヤブサ)」頼みのスズキ。「CB」シリーズでリターンライダー狙いのホンダ。いずれも定番から大きな変化はなく、「守り」の展開の様相だ。125cc以下のスクーターなど、「スポーツ性より生活の道具」的な展開も時代の流れなのだろうか。

 そんな二輪ブースでひときわ注…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら