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 旭化成建材が建物の杭の施工データを偽装していた問題で、北海道釧路市の道営住宅では、約10メートル離れた別の杭のデータの記録用紙を切り貼りして偽装していたことが、道の調べでわかった。国土交通省は旭化成建材に、現地のボーリング調査などで安全性を確認するよう指示した。

 道によると、旭化成建材は2010年8月の工事で、地盤の固さを記録した「支持層・負荷電流記録用紙」を偽装して道に提出した。東側の「1工区」で打った杭38本のうちの3番目の杭のデータを、西側の「2工区」の杭31本のうちの23番目に流用していたという。

 2本の杭の波形が一致している上、手書きの数字の筆跡も酷似し、本来なら直線になるはずの目盛りにずれたような跡があることから、道が偽装に気づいた。

 国交省は28日夜、旭化成建材に現地調査を指示。発注元の北海道や元請けの建設会社と協力して地盤調査をし、データ偽装された杭が強固な地盤(支持層)に届いているかなど安全性を確認させる。同省幹部は「早急に調査結果の報告を求めたい」と話す。