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 埼玉県熊谷市で9月、民家3軒で計6人が相次いで殺害された事件をめぐり、県警は29日、当時の対応を検証して今後の対応策をまとめ、公表した。住宅地で事件が連続発生する可能性がある場合、住民に戸締まりを呼びかけるなど具体的な注意喚起に努めるなどとしている。

 事件は9月14~16日に発生。同14日に発生した1軒目の夫婦殺害事件で、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)=入院治療のため勾留停止中=が殺人容疑で逮捕された。

 報告書では、1軒目の事件前後について、県警の対応を検証。事件前では、熊谷署で通訳を手配中に容疑者に立ち去られ、直後に市内で同容疑者とみられる不審者の住居侵入事件が発生したものの、住民に情報を伝えなかったことを挙げ、今後は迅速な通訳の手配や住民へより広く注意喚起するとした。

 また事件後は、同13日の住居侵入容疑で同容疑者の逮捕状を取ったが、殺人事件と結びつけた形での注意喚起はしなかったと説明。今後は、戸締まりなどの具体的な措置を防災無線で伝えるなど、自治体と協力して取り組むとしている。