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 丸みを帯びた、ちょっと可愛らしいデザイン――。ゴムや樹脂の専門メーカー豊田合成(愛知県清須市)が、東京モーターショーに車体がエアバッグに覆われたエアバッグカー「Flesby(フレスビー)」を出展している。

 フレスビーは、2030年ごろの未来を想定し、自動車よりもコンパクトで手軽な移動手段となる「超小型モビリティー」のデザインコンセプトモデルだ。1人乗りの2WDで、車体にエアバッグの機能がある。歩行者と衝突したときに車体が膨らむことで、衝撃を和らげる。一般的なエアバッグは膨らむと元に戻らないが、フレスビーは膨らんだ後も元に戻るというスグレモノだ。

 車体にはLEDを内蔵し、周囲に注意を喚起したり、方向指示を伝えたりする。高速道路ではボディーの形状が変化し、空気抵抗を減らして燃費を向上させることも想定している。

 豊田合成の宮崎直樹社長は29日にあった発表会後、フレスビーについて「交通事故を減らしたいという願いを込めたコンセプトカーだ」と語った。(篠健一郎