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 カキの生産量日本一の広島県で2日、養殖のカキの水揚げが解禁された。例年より1カ月程度遅く、11月に入ってからの解禁は2000年以降初めて。

 広島市西区の草津港ではこの日午前6時半から、カキの連なったワイヤが養殖いかだから次々とクレーンで引き揚げられた。同区の「木村海産」の専務、木村健太郎さん(38)は「今季は水揚げが遅いけど、身の詰まったぷりぷりのカキが食べられると思う。いいものを消費者に出したい」と話した。

 広島県漁業協同組合連合会によると、広島では通常、夏に採った種カキ(幼生)を1~3年程度育てて収穫するが、昨夏は種カキが例年の3割程度しか採れなかったという。一定の生産量を保つため、今季は水揚げの解禁を遅らせて身入りの良いカキを育て、重量を増やすという。(池上桃子)