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 旭化成建材が杭工事の施工データを偽装していた問題で、東京都は2日、首都大学東京(八王子市)と都立狛江高校(狛江市)でデータ偽装を確認したと発表した。2施設3件で施工した杭計185本のうち9本で電流計のデータの一部を転用したことを同社が認めたという。

 現場調査などの結果、いずれも傾きや構造上の問題は見つかっておらず、安全性に問題はないという。

 都によると、偽装があったのは首都大学東京の6号館教室棟(地上4階地下1階建て)。杭132本のうち8本が該当した。狛江高校は格技棟(地上3階建て)で、杭53本のうち1本で転用が確認された。2施設3件とも工事責任者は同じだったという。

 同社が過去10年間で都内で施工した杭工事は356件。都はこのうち都有物件の全31件について、独自に施工記録などを検証していた。都内では、江東区立学校1校で偽装の疑いがあることがわかっている。