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 2日深夜から3日未明にかけて、和歌山市小雑賀で大勢の若者らが爆音を響かせてバイクや車で暴走する行為が発生し、見物人らが集まった。国体道路沿いの歩道やコンビニエンスストアの駐車場などに群衆ができ、和歌山東署が機動隊を含む計117人態勢で対応。深夜徘徊(はいかい)などの内容で計89人を補導した。

 同署などによると、11月3日のこうした暴走行為は若者らの間で「イレブンスリー」と呼ばれており、毎年、大阪府岸和田市を中心に発生。和歌山市でも、若者らがSNSなどを通じて集まったとみられる。

 現場では3日午前1時半ごろ、記者の眼前で、原付きバイクに乗った少年らが停止を求めるパトカーから逃走。追跡を振り切ろうと、1台のバイクが反対車線へ急ターンし、転倒した。少年はすぐに立ち上がって逃走を続けたが、一歩間違えれば他の車にひかれかねない。見物の少年らは「あっぶねー」と笑い合っていた。同日午前3時すぎに徐々に人数が少なくなり、散り散りに引き揚げていった。

 県では昨年も同様に同地区周辺で暴走行為が発生。約130人が同署に補導されたという。大阪府岸和田市まで行った少年もいると考えられ、県警幹部は「警察としても今後も警戒をとくわけにはいかない」と話していた。(真田嶺)