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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設作業が進む同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内の海岸で、土器や石器が見つかっていたことが分かった。今年2月には近くで「碇石(いかりいし)」も見つかって文化財と認められており、名護市教育委員会は周辺を遺跡に認定するよう県に求める方針。遺跡と認められれば追加調査が必要となるため、移設計画に影響が出る可能性がある。

 見つかったのは、土器の破片と石器が数点。年代などは不明で、市教委が現在、保管している。発見場所周辺の海は、埋め立て予定区域となっている。

 市教委は近く名護署に遺失物として届けるとともに、米軍に公開の許可を求める。その後、文化財保護法に基づき、県教委が土器や石器を鑑定し、周辺一帯を遺跡と認定するか検討する。

 中世の琉球船や中国船などがいかりに使っていたとみられる碇石が2月に見つかったことから、他にも文化財が残されている可能性があるとして、市教委が米軍の許可を得て10月に周辺を調査。干潮時の海岸で土器や石器が見つかった。(吉田拓史)