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 大相撲の1年納めの九州場所が8日に初日を迎える。秋場所で左足を痛めて約9年ぶりの休場を強いられた横綱白鵬、右ひざに大けがを負った大関照ノ富士の2人が出場を決めた。力士にけがはつきものだが、止まらない大型化に専門家は警鐘を鳴らす。けがの防止に向け、食事の取り方や健康管理などを工夫する動きも出ている。

 「こんな調子だから不安はある。40~50%の力で通じるのかって」。照ノ富士は、九州場所の土俵に上がる心境をそう語った。

 秋場所は優勝争いからの暗転だった。13日目の稀勢の里戦。相手の圧力に屈し、下半身から崩れるように仰向けに倒れた。右ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがで全治1カ月。関取衆との稽古も再開しているが、分厚いサポーターで覆う右足の不安はぬぐえない。

 力士の治療に長年携わる東京都の同愛記念病院の土屋正光院長は、この負傷が気にかかる。「あの倒れ方で靱帯が切れたというのは、自分の体重を支えられなくなっているのではないか」。秋場所時点で照ノ富士の体重は179キロ。入門時から約20キロ増えていた。

 土屋院長が1982年以降、約5千例の力士のけがを調べたところ、27・1%はひざだった。部位別では最多。手術を要した大けがでは、ひざが約6割を占めた。「体重が増えるとX脚になる力士が多い。それで外側の関節に負担がかかり、けがをしやすくなる」。かつて行った力士の筋力測定の結果から、「体を自在に動かすには180キロが限度」と分析する。

 力士の大型化が言われて久しい。80年代に入って小錦や曙、武蔵丸のハワイ勢が平均値を押し上げた。彼らの引退後、幕内の平均体重は一時的に下がったが、再びじわりと上昇。今年5月の夏場所では過去最高の163・7キロを記録し、50年前より40キロも増えた。

 無差別級の大相撲では、大きな…

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