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 法務省は5日、法科大学院を修了せずに司法試験の受験資格を得られる予備試験の今年の合格者が394人だったと発表した。前年より38人増えて過去最多を更新。試験が始まった2011年以降、4年連続の増加となった。本来は例外的な位置づけの試験だが、人気が集まる傾向が続いている。

 今年の予備試験の受験者は1万334人。2年続けて1万人を超え、法科大学院の受験者を上回った。予備試験は本来、経済的な事情で大学院に通えない人や社会人のために設けた制度だが、今回の合格者のうち大学生は156人、法科大学院生は138人で合わせて全体の7割を超えた。年齢別でも20~24歳が6割を占めた。

 9月に合格発表があった今年の司法試験では、予備試験通過者は186人が合格。初めて全体の1割を占めた。通過者の合格率は61・79%で、大学院修了者の21・57%よりも高い。大学院は修了に2~3年かかるうえに合格率が低く、予備試験が「抜け道」になっているのが現状だ。