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 ツイッターで毎日、読者の方が投稿する「折々のことば」の感想を拝見しています。10月中旬、仙台市の書店で「折々のことばにちなんだフェアを開催中!」という投稿を見つけ、さっそく訪ねてみました。

 その書店は「あゆみBOOKS」仙台青葉通り店。JR仙台駅から10分ほどの青葉通り沿いにあります。

 「折々のことば」フェアは、お店の真ん中あたりの棚ひとつを丸ごと使って展開されていました。9月に紹介したことばの引用元の本で、価格が手頃な文庫・新書で入手可能な14冊を、すべて集めていました(近く、10月のことばの本に変わる予定)。本の前には、切り抜いたコラムも貼られています。

 棚をつくった二階堂健二店長(45)によると、ことばが掲載された日に、紹介された本が売れたことが何度かあり、棚を作ってみたそうです。

 売れゆきがいいのは思想家、アランの「定義集」、哲学者ジョン・スチュアート・ミルの「大学教育について」、演出家の竹内敏晴さんの「ことばが劈(ひら)かれる時」など。二階堂さんも、アランのことばが印象に残ったそうです。

 こんな言葉でした。

 「習慣。考えずに行動するすべ、しかも考えてやるよりもっとうまく行動するすべ。」

 棚には鷲田さんの著書も。特に「死なないでいる理由」「大事なことは見えにくい」は、東日本大震災の後、このお店でよく売れたそうです。

 鷲田さんは京都在住ですが、2013年から「せんだいメディアテーク」の館長をしていて、仙台はゆかりの地です。ことばをきっかけに本との出会いも生まれる、こんなフェアが広がってくれたら……と夢がふくらみました。(高重治香)

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