日本人で初めてエベレスト(8848メートル)に登頂した登山家の松浦輝夫(まつうら・てるお)さんが6日、白血病と肺炎のため死去した。81歳だった。通夜は8日午後6時、葬儀は9日午後0時30分から大阪市浪速区桜川2の2の28のベルコシティホール桜川で。喪主は長男太郎さん。

 大阪市出身。大阪府立西野田工業高(現西野田工科高)を経て、1953年に早大教育学部に入学すると、山岳部に所属して穂高岳の岩壁に新ルートを開拓するなどの活躍を見せた。

 70年春には、日本山岳会エベレスト登山隊に参加。明大山岳部OBの植村直己さんと2人で日本初のエベレスト登頂に成功した。81年夏は隊長として早大隊を率い、世界第2の高峰K2(8611メートル)に遠征。未踏だった西稜(せいりょう)ルートからの登頂を世界で初めて成功させ、同年度の朝日体育賞(現朝日スポーツ賞)を受賞した。