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 四国電力が再稼働を目指す愛媛県伊方町の伊方原発で、地震による過酷事故を想定した国の原子力総合防災訓練が8日始まった。9日午後まで実施される。政府が了承した原発事故時の避難計画を検証するのが狙い。放射性物質が外に漏れる恐れがある場合、原発西側の住民約5千人は大分県に船で避難することが想定されているが、この訓練に参加した住民は約70人にとどまった。

 今回の訓練には、内閣府や原子力規制委員会など国の関係機関のほか、地元の愛媛県や避難先の大分県、一部が30キロ圏に入る山口県などから約1万5千人が参加。国の防災訓練は全国で13回目だが、住民が他県に海路避難するのは初めて。

 愛媛県で震度6強の地震が発生し伊方原発3号機が自動停止。原子炉への注水機能が失われて外部に放射性物質が放出される可能性があり、安倍晋三首相の緊急事態宣言が出され、町のほぼ全域が即時避難の対象になった――との想定だ。

 伊方原発は佐田岬半島の付け根付近にあり、原発の西側は全国で唯一、「予防避難エリア」に位置づけられ、即時避難する5キロ圏の予防的防護措置準備区域(PAZ)と同じ対応をとることになっている。

 9日午前には住民約70人が海上自衛隊の支援艦と民間フェリーの計2隻で大分県側に避難する訓練などを実施。愛媛県によると、約5千人が避難するには、定期船のみの場合16時間半、海上自衛隊や他の民間船の応援があれば最短4時間半という。だが、津波の発生や岸壁の崩壊などの場合の対応に課題は残る。

 また、原発内のけが人を陸上自…

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