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 秋田市の肥料メーカー「太平物産」の肥料の成分表示に偽装があった問題で、同社の佐々木勝美社長が9日、記者会見し「偽装は10年以上前から続いていた」と明らかにし、辞任する意向を示した。同社の肥料を使った場合、特別栽培米や有機米として販売できなくなる恐れがあるという。

 佐々木社長によると、有機成分が5割と表示しているのに、2割しか入っていなかった肥料もあった。佐々木社長は「全農の調査で発覚するまで、知らなかった。会社として偽装の指示はなかった」と釈明し、偽装は各工場の歴代の工場長の判断だったとの見方を示した。動機については「原料原価の低減のためと推測される」と説明した。

 この問題では、同社の青森、秋田、茨城、群馬県の4工場で製造されていた大半の678銘柄で、肥料袋の記載内容と実際の中身が異なっており、同社の全商品が出荷停止になっている。