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 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の過酷事故を想定した国の原子力総合防災訓練が8、9日にあった。政府がお墨付きを与えた避難計画が初めて検証されたが、自然災害が複数同時に起きるような場合は想定せず、悪天候でヘリコプターが使えない場面もあった。課題を残したまま、年明け以降に再稼働が迫る。

 地震で原子炉を冷やす手段が失われ、約1万人が即時避難の対象になったとの想定で、約1万5千人が参加した。ただ大半は自宅や学校、職場にとどまり、実際に避難したのは約300人。原発は佐田岬半島の付け根にあり、先端部の最大5千人が大分県などに船で避難するが、全国初の県外への海路避難訓練の参加者も約70人にとどまった。

 大分市に向かう民間フェリーに乗った農業平尾長一さん(73)は「今日は船が来てくれたが、万が一の事故の時には津波などで港が壊れるかもしれない」と不安がる。今回の訓練では、津波や台風などとの複合災害や避難路の渋滞は想定していない。地元の消防団員、浜西貴陽さん(35)は「限られた人と決められた流れに沿った訓練にどこまで実効性があるのだろうか」と話した。

 訓練では、視界不良でヘリコプ…

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