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 ミャンマーで8日に投開票された総選挙で、アウンサンスーチー氏の野党・国民民主連盟(NLD)は10日までに、候補者に示された開票結果に基づき、国会上下院(民選枠定数498)の278議席で勝敗が判明し、その9割超の266議席を獲得したと発表した。NLDが第1党になるのは確実で、軍人枠を含む国会全体でも過半数に迫る勢いだ。

 一方、選挙管理委員会は9日夜までに確定した下院54議席の当選者を発表。NLDが確定議席の9割に当たる49議席を獲得している。与党・連邦団結発展党(USDP)は3議席にとどまっている。今後、遠隔地の情勢が判明すれば、少数民族政党が議席を増やす可能性がある。

 国会上下院(定数664)のうち、25%の軍人枠を除く民選枠(上院168、下院330)を小選挙区制で選ぶ総選挙では、NLDが全体の過半数となる民選枠の3分の2超を制するかが焦点。選管は全選挙区の結果確定には約2週間かかるとしている。

 来年1月末に招集予定の新国会で選ぶ大統領にNLDが推す候補が選出されれば、国軍の政治支配が続いた同国でNLD中心の政権が誕生する。(ヤンゴン=五十嵐誠)