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 薄暗い早朝、吉野山(奈良県吉野町)に雲海がたなびく。水墨画の世界に浮かぶ「天空のお堂」を、アマチュア写真家の小野典生さん(60)=大阪府豊中市=が撮影した。

 霧雨が降っていた8日未明、雲海を狙って吉野山を訪れた。吉野山の中心の金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂を見下ろす上千本でカメラを構えていると、ふもとにあった霧が徐々に標高の高いお堂の周辺まで広がってきた。

 「何度も訪れていますが、お堂の前後が霧に隠れる光景は、運が良くないと出合えません」(筒井次郎)