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 11日の参院予算委で、日本を元気にする会のアントニオ猪木氏が馳浩文部科学相に質問した。元プロレスラーの馳氏にとって猪木氏はプロレスの師匠の一人で、直接対決もあった。舞台をリングから国会に移し、師弟が相まみえた。

 猪木氏は冒頭「就任おめでとうございます。こんなに早く実現するとは思わなかった。いっぱいスキャンダルを集めてきたが、今日はやめにします」と冗談を交えてエールを送った。馳氏は猪木氏に一礼し「おかげで答弁する立場に立たせていただいた。これまでのご指導に感謝申し上げます」と応じた。

 猪木氏が2020年東京五輪を猛暑の夏を避けて開催すべきではないかと問うと、馳氏は用意した紙を読みながら「暑さ対策の連絡会議を設置し、対策を検討してきた。最高の大会を開催できるよう努力したい」と答弁。これに対し猪木氏は「答弁を聞いていると、役所が作ったような感じがする。自分の意見を聞かせてほしい」と切り返した。議場からはプロレスラー時代の猪木氏の得意技にからめて「延髄斬りだ」とのヤジが飛んだ。

 答弁を終えた馳氏は、朝日新聞の取材に「東京ドームで猪木さんと戦った時以上に緊張した」と語った。(小野甲太郎)

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