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 自ら経営する薬局で仕入れた向精神薬を密売人に横流ししたとして、兵庫県警は12日、奈良市法華寺町の薬剤師、河原康平容疑者(40)を麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。兵庫県警は銀行口座の入金記録などから、少なくとも2011年11月~今年1月に約4万錠を横流しし、数百万円を売り上げていたとみている。

 捜査関係者によると、河原容疑者は今年1月、インターネットで向精神薬を不正販売したとされるマンション経営小岩井由香被告(55)=麻薬特例法違反などの罪で起訴=に対し、医師の処方箋(せん)がないのに向精神薬数十錠を数千円で販売した疑いがある。

 2人は向精神薬の密売情報を交換するインターネットの掲示板で知り合ったといい、河原容疑者が昨年まで営んでいた大阪府豊中市の薬局で仕入れた向精神薬を横流ししたとみられる。県警は、小岩井被告が2009年1月~今年4月、約120人に向精神薬などをネット販売し、約2200万円を売り上げていたとみている。