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 いつまでも工事が終わらないイメージから、「日本のサグラダ・ファミリア」の異名を持つ横浜駅。8月に2代目駅舎の開業から100年を迎え、新たに10月から再開発ビルの建設工事が始まった。本家「サグラダ」の完成予想は2026年。果てなき旅を終え、横浜駅が「完成」の終着地へ到着する日は来るのか。

 「キーン」という金属音が響き、白いビニールの向こうから「ドシンドシン」と工事音が聞こえる。大型重機が慌ただしく動き、工事内容を記したパネルに見入る人の姿も。先月19日から始まった西口の再開発ビルの工事。11年に営業を終了した商業施設「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」の跡地に、商業施設やオフィスなどが入る「駅前棟」(延べ床面積約9万8千平方メートル)と、保育所などが入る「鶴屋町棟」(同約2万4千平方メートル)の2棟が建てられる。

 開業は東京五輪に間に合うように2020年の予定だ。地上26階地下3階の駅前棟は高さ約135メートル。横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(115メートル)を抜き、西口で最も高い建築物となる。JR東日本の冨田哲郎社長は「横浜のさらなる発展のシンボルを作り上げていく」と力を込める。

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 初代の横浜駅の駅舎は1872年、現在の桜木町駅がある場所で開業した。利便性を高めるため、1915年8月に現在の横浜駅と桜木町駅の間に2代目の駅舎が完成。しかし、23年の関東大震災で被災し、28年に現在の場所に3代目駅舎が開業。現在の駅舎は4代目で、80年から使用されている。東急や京急、相鉄、地下鉄など6社が乗り入れ、1日の利用者は200万人超と首都圏有数の巨大駅だ。JRの乗降客は約80万人で、首都圏では新宿、池袋、東京に次いで4位となっている。

 地下鉄の接続、東急東横線の地下化、みなとみらい線の新設など、絶えず大きな工事が続いたことから、「工事が終わらない駅」のイメージが定着。1882年の着工から建設が続くスペインの世界遺産サグラダ・ファミリア教会を連想させるとして、「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれるようになった。横浜の交通などを研究している横浜都市発展記念館調査研究員の岡田直さん(48)も「横浜駅は交通でも商業でも、すべて一極集中しており、まさに横浜の中心地。常に何らかの工事が起きている」と話す。

 西口では中央通路からダイヤモ…

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