「おいしゅうございます」の名セリフで知られ、今年9月に91歳で亡くなった食生活ジャーナリスト・岸朝子さんのお別れの会が14日、東京都文京区の東京ドームホテルで開かれた。

 岸さんは生前、家族に「おいしい料理でにぎやかに送ってほしい」と話していたといい、瀬戸内寂聴さんや料理人の陳建一さんらが発起人となって呼びかけた。会にはレストランのシェフや料理研究家など約500人が出席。岸さんと親交のあった同ホテルの鎌田昭男総料理長のフランス料理に舌鼓を打ちながら、故人をしのんだ。

 発起人の一人で女子栄養大学学長の香川芳子さんは献杯のあいさつで「岸さんは香川学園草創期の生徒の1人でした。卒業後は、雑誌『栄養と料理』の編集長を務めるなど大きな功績を残しました。また建学の精神である『食は命なり』を実践された方でした」と話した。