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 国立療養所菊池恵楓園(けいふうえん)(合志市)の隣接地に、かつてハンセン病患者専用だった旧刑務所がある。最高裁が今年度中にも検証を終える隔離裁判「特別法廷」が開かれたこともある施設。閉鎖から20年近くが過ぎようとする中、入所者は「隔離政策の象徴として刑務所を保存し、人権学習に活用してほしい」と国に要望しているが、跡地の方向性は定まっていない。

 「熊本刑務所菊池医療刑務支所」は1953年、ハンセン病の隔離政策を定めた「らい予防法」が成立した年に開設した。ハンセン病患者の受刑者を隔離収容するための国内唯一の施設で、同法が廃止された後の97年まで存続。熊本刑務所の記録では、計171人を収容したという。

 全国の療養所から受刑者が送られてきた所内には多い時で1日当たり18人がいたとされるが、もっと大勢を見たという教誨師(きょうかいし)の証言もある。また、所内には患者たちを隔離状況で裁判をするために密室の「特別法廷」が設けられた。差別的な扱いもされたという廷内では、殺人罪に問われ、無実を訴えながら死刑に処された「菊池事件」の男性も裁かれている。

 恵楓園入所者自治会長の志村康…

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