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 1979年に最初の放送が始まったアニメ「機動戦士ガンダム」の関連商品の売り上げが、過去5年で2倍以上の伸びを見せている。大型複合施設にも専門店を出店するなど、36年経ってもその勢いは衰えない。ガンダムは、親子2世代の「共通の趣味」となり、輝き続けている。

専門店、ターゲットは親子連れ

 多数の客が行き交う広場には、全高4・5メートルの「ガンダム」と「シャア専用ザク」。それを見ながら入り口をくぐると、「地球連邦軍」の制服姿のスタッフが出迎える。関西初の専門店「ガンダムスクエア」。大阪府吹田市の大型商業施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」で11月19日にオープンした。販売・展示スペースにカフェが併設され、週末には開店前から入場待ちの列ができる。

 広島市から来た自営業の男性(45)は長男(9)と次男(6)と一緒に、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)に見入っていた。小学生当時に放映された第1作に夢中になった「第一世代」だ。「勧善懲悪ではないドラマが衝撃的だった」。家庭でDVDを見ていると、息子たちも一緒に見るように。「長男が弟のガンプラを作っているのを見ると、かつての自分たちを見るようでうれしい。今は親子共通の趣味」と言う。

 店を運営する玩具メーカー、バンダイ(東京)の狙い通りの光景だ。売り上げの方は、狙い以上のものだった。担当者は「想定の2倍です」。従来のファン層は、子ども時代にブームを経験した30~40代男性。だが現状を維持するだけではビジネスとしては先細りする。

 「より幅広い客層を対象に」と、東京の3店舗に続き、ファミリー層が中心のエキスポシティに出店を決めた。バンダイを傘下に抱え、「ガンダムビジネス」の大部分を担うバンダイナムコホールディングスは、こうした戦略へと転換を図っている。

 2010年に映像ソフトが発売された「ガンダムUC(ユニコーン)」では第1作の17年後を描き、大人になった世代を回帰させることに成功。また、ガンプラ製作の面白さを前面に打ち出した「ガンダムビルドファイターズ」(13年放映)で、若年層の新規ファンを引き込んだ。

 バンダイナムコホールディングス傘下の制作会社サンライズの佐々木新・取締役によると、09年ごろから戦略を転換したという。「ガンダムは子どもにも大人にも熱心なファンがいる、日本では稀有(けう)な存在」と語る。

■車・時計・食器…日常…

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