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 来年1月から東京・六本木で開かれる「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」のナビゲーターに、俳優の玉木宏さんが決まった。展覧会の音声ガイドのナレーターは初めて。収録を終えた玉木さんに、フェルメールやレンブラントの作品について聞いた。

 カメラが趣味の玉木さんはまず光の描写に目をとめる。「フェルメールは光を自在に操る画家だと思います」。展覧会で出品されるフェルメール作品は「水差しを持つ女」(メトロポリタン美術館蔵)。若い女性が右手で開ける窓から清涼な朝の光が差し込んでいる。「絵の左側から強く当たる光で、女性の白い頭巾にコントラストをうまく作っている。これはもちろん絵画なのですが、遠目で見ると写真のような美しさとリアリティーを感じます」

 レンブラントについては「影に象徴される画家」と玉木さん。「ベローナ」(メトロポリタン美術館蔵)は、ローマ神話の戦いの女神。その左手には見た者すべてを石に変えるメドゥーサの首を装飾した楯を持つ。「写真もそうなのですが、暗い部分の陰影を見せることはすごく難しいと思う。同じ黒の中でも、この楯はすごくいきいきとして見える。レンブラントの陰影は際立たせたいものをより強く見せる手法だと思います。今にも戦いに出るような雰囲気があります」

 「絵画を通して戦う女性に出合えるとは意外でした」と玉木さん。強い女性といえば、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン、あさは幕末から明治にかけて強くたくましく生き抜いた女性。玉木さんはあさの夫、新次郎を好演している。「どの時代にもどの場所にも、強い女性はいたのでしょうね」

 音声ガイドの収録を通して、フェルメールやレンブラントらの作品を改めて見てみたいと思った、という。「展覧会は予習をしていくと楽しくなります。その画家がどういう作品を残したのか、どういう経緯でその作品を描いたのかを知ると、より奥深いものになると思う。ぜひ、僕の音声ガイドを聞きながら、ゆっくりと楽しんでください」

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 「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」

 17世紀のオランダは芸術文化が花開き、フェルメールやレンブラントなど多くの優れた画家を生みました。ニューヨーク・メトロポリタン美術館の傑作である、フェルメール「水差しを持つ女」と、レンブラント「ベローナ」は日本初公開です。このほかフランス・ハルス、ヤン・ステーンら、17世紀のオランダで活躍した画家の作品約60点を紹介します。

 会期、開館時間 2016年1月14日~3月31日(1月19日は休館)、午前10時~午後8時(1月26日、2月2日、9日、16日、23日は午後5時まで )※入館は閉館の30分前まで

 会場 森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ森タワー52階)

 主催 TBS、朝日新聞社、森アーツセンター

 後援 外務省、文化庁、アメリカ大使館、オランダ王国大使館、J-WAVE

 協賛 三井住友銀行、日本写真印刷、三井物産

 協力 日本通運

 企画 財団ハタステフティング

 問い合わせ 公式ホームページ(http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/別ウインドウで開きます

)、ハローダイヤル(03・5777・8600)