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 新潟県の上越教育大付属小2年の男児(8)が先月、上越市の自宅の庭でアンモナイトの化石を見つけた。専門家に鑑定してもらった結果、本物とわかった。男児は「たくさんの人に見せたい」と話す。

 庭できれいな石を探していたとき、白い貝殻のようなものを見つけた。付着していた土を洗い流したところ、「図鑑で見たアンモナイトの化石に似ている」。複製かなと思って石で割ってみたら、断面の模様がリアルだった。「本物かもしれない」

 母と糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに持ち込み、古生物学が専門の茨木洋介学芸員に見てもらった。茨木さんは「断面などを見て、すぐ実物とわかりました」。図鑑やインターネットの写真と見比べ、ジュラ紀のペリスフィンクテスというアンモナイトの化石だろうと結論づけた。

 茨木さんによると、国内のアンモナイトを含む地層は例外なく黒色で、アンモナイトも黒い。一方、外国産の白いペリスフィンクテスの化石は国内の博物館などで販売されている。こうしたことから「男児が見つけた白い化石は外国産と考えられます」という。

 なぜ外国産の化石が上越市にあったのか。母が調べたところ、自宅の土地には数十年前、小学校の理科教諭が住んでいたことがわかった。母は「その先生が持っていたものかも」と話す。

 最初は複製かと疑った男児だが、今は綿にくるんで透明なアクリルケースに収め、大切にしている。(増田洋一)