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 笑っているような顔を見せるアシカの「マヤ」君が、秋田市の大森山動物園で人気を集めている。「笑顔」になるのは、エサを食べたり、トレーニングをしたりする時間。ニッコリすると、訪れた親子やカップルにも笑顔の輪が広がる。

 マヤはオスの17歳で、人間なら30代ぐらい。体長約2メートル、体重300キロ以上と大きく、愛嬌(あいきょう)もたっぷりだ。前ひれで体を持ち上げる「逆立ち」がうまくいくと、入園者をチラッと見て自慢げな「どや顔」をすることもある。

 笑顔を身につけたのは、2013年秋から。方法は、飼育員の千葉可奈子さん(30)が思いついた。マヤの口の横に親指と小指を広げて当てて、口角の筋肉を持ち上げるトレーニングを続けた。笑顔を見せれば好物のアジがもらえるとあって、マヤは半年ほどでスマイルのつくり方を覚えた。千葉さんは「マヤの笑顔は進化していて、だんだん自然な表情になってきています」と目を細める。

 マヤの笑顔が見られるのは「トレーニングタイム」(平日の午後3時半~4時)と、「まんま(ごはん)タイム」(土日祝日の午後3時40分~4時ごろ)。マヤの体調やトレーニング内容によっては、「笑顔なし」の場合もある。

 今年の開園は30日まで。(渡部耕平)